2008年頃に、東京都内にある街金でキャッシングして、約70万円借りました。その時の金利は29.2%だったのですが、この金利による利息支払いが「過払い」にあたることが分かりまして。借金はすべて返済済みなのですが、キャッシングした際の過払い請求がしたいです!請求はできるのでしょうか?

請求は可能です!

過去に過払い金が実際に発生した場合、既に完済していたとしても最後に取引をした日から10年以内であれば請求できます。質問者様の場合、2008年頃にキャッシングをしたとのことですが、最後の取引から10年経過していないはずです。返還請求無効となる前に早めに請求手続きをすることをオススメします。

ちなみに、今後のキャッシング利用に関して、幾つか留意していただきたい点がありますので、参考にされて下さい。

まず、街金でキャッシングしたとのことですが、街金は小規模のキャッシング会社の事で、場合によっては株式会社ではなく有限会社といった小さな貸金業者を指しています。街金でキャッシングするのは悪いことではありませんが、街金には「ヤミ金」が混じっていることがあります。

貸金業法が改定されてからヤミ金は減ってきたのは確かですが、それでもいまだに存在しているのも事実です。ヤミ金はお金を貸しつけること自体違法ですから、そこでお金を借りることも違法になります。怪しいと思ったら、街金で借りるのは避けた方が良いでしょう。

街金は小規模貸金業者ですから、サービス面で充実性に欠けています。それと対照的なのが大手キャッシング会社です。大手キャッシング会社、カードローン会社はもちろん登録業者ですし、潤沢なキャッシュフローを活かし、顧客へのサービスが充実しています。

街金では、事務所のカウンターでお金を借りるか、又はお客の銀行口座への振込という形でキャッシングをします。しかし、大手キャッシング会社の借入・返済方法は豊富です。提携銀行ATMやコンビニATMでの借入や返済ができますし、もちろんWEB上での借入・返済が可能です。

街金には潜在的なリスクも存在しますし、実際に過払い問題が発生しているわけですから、今後はできる限り大手キャッシング会社を利用することを心からオススメします。

街金を利用した事があるなら過払請求を検討しよう

キャッシングを含む様々なローンでは、貸し付ける際に受け取る利息に制限が定められています。利息制限法という法律があり、これによって利息には上限が定められていますから、それを超えて支払った利息は取り戻すことができます。これが過払請求と呼ばれるもので、現在でも行われています。

現在では法律の上限を超えて貸し付ける業者は少なくなったようなのですが、過去には街金を中心として多くの貸金業者が利息制限法の上限を超えた金利で貸し付けていました。もしもこれに該当する場合には、支払いすぎた利息を取り戻すことができます。そのためにはいくつかの条件があります。

まず、貸金業者が存在していることが必要条件となります。すでに倒産していれば請求先がないわけですから、請求のしようがありません。ただし、貸金業者の名前が変わっていたり、他の貸金業者に統合されていたりする場合には、請求することができますから注意が必要です。過払請求によって経営が危なくなった貸金業者が別の貸金業者に吸収された事例もあります。

次に、最後の取引を行ってから10年以内にしなければならないという条件もあります。10年間は取引履歴を保存しなければならないという決まりがあります。逆に言えば、10年経てば履歴そのものがありませんから、請求できなくなるのです。

このような条件がありますから、もしも過払い金が発生している可能性があるのなら、できるだけ早く確認する事が必要となってきます。多くの街金は2,008年の改正に合わせて貸付金利を見直していますから、2,008年以前に借りていたのであれば可能性はあると言えるでしょう。

自分で街金に対して請求をする事もできるのですが、専門的な知識が必要となるのも事実です。自分で請求する自信がないのなら、弁護士や司法書士などの法律の専門家に相談するほうが賢明で、最近では無料で調査してくれる法律事務所などもありますから、これらを活用してみてはいかがでしょうか。

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